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中央薬事審議会医薬品第一特別部会(平成11年11月25日)議事録

○事務局  資料9、ボトックス注100について事務局からご説明いたします。本剤の有効成分はボ ツリヌス菌が産生するA型ボツリヌス毒素でありまして、神経筋接合部に作用する神経 毒素であります。本品目は平成5年に眼瞼痙攣、顔面痙攣、痙性斜頸という3つの疾患 でオーファンドラッグの指定を受けており、平成8年にはこの中の眼瞼痙攣について最 小用量を再確認する、登録制による使用成績調査を行う、使用方法の講習会を実施す る、それから廃棄を適切に行うという条件のもとで承認されております。今回の申請は 片側顔面痙攣に対するものであります。  規格等につきましては、製造方法の若干の変更がございました。毒性については、連日投与における生殖毒性の資料が提出されており、本薬の薬理作用に基づく毒性以外に は特に問題となる所見はないと判断されました。薬理、ADMEについては、追加資料 は提出されておりません。  臨床試験は、一般臨床試験、それに続いての長期投与試験、及び針筋電図を用いた最 小有効量の確認試験が成績として提出されております。一般臨床試験では顔面痙攣患者56名に本薬が投与され、その結果1患者当たりの累積 投与量として平均33単位が投与され、全体として93%の改善率が得られております。副 作用は本薬の過剰な薬理作用として発現する顔面筋麻痺、閉瞼不全等が41%に見られて おりますが、重篤なものは特にございませんでした。  引き続いて長期投与試験が実施されておりますが、9割程度の改善率が持続しており まして、作用の減弱、新たな副作用は見られませんでした。本薬の最小有効量を求める試験は、先の眼瞼痙攣の承認の際に承認条件として課され た事項でありまして、目的は眼輪筋への最小有効量を求めること、針筋電図が有効性の 客観的な指標としてどのように位置づけられるかという検討を行うものでありました が、試験の結果は1単位の投与で14%、5単位の投与で50%、10単位の投与で83%とい う改善率でありまして、用量に合わせて改善率は上昇したということでありました。一 方で針筋電図の測定結果でございますが、筋弛緩効果について各用量の投与前後の変化 は検出できるのですが、用量に対応した変化というものは針筋電図の測定結果で検出す ることはできませんでした。調査会では初回投与量は10単位が適切と判断した根拠等について、本剤の効果と副作 用の兼ね合いを踏まえた検討を行った申請者の回答を了承しております。また海外を含 め、痙性斜頸に対する本剤の使用で死亡例が見られている点について詳細な回答を求め ましたが、国内治験の死亡例では因果関係はないと判断されております。それから海外 の市販後調査の結果では、死亡例は痙性斜頸、それから脳性麻痺等への投与で起こって いるという結果が提出されております。また長期投与での抗体発現で作用が減弱するの ではないかという点については、文献がいろいろあるのでございますが、抗体産性と臨 床効果の関係については、抗体産生による臨床効果が確実に減弱するというような一貫 した結果は得られていないと回答されております。このような回答を踏まえ、本薬は適 切な状況下、十分な配慮のもとで投与されるという前提において、臨床上有益な薬剤で あると判断いたしました。以上から、調査会では全例について使用成績調査を実施すること、講習会を実施する、毒ですので廃棄は適切に行っていただくという条件を引き続き付けまして、申請効 能を承認して差し支えないとの結論に至り、特別部会に上程することとなりました。本薬はオーファンドラッグでありまして、再審査期間は10年、常任部会へは報告を予定しております。よろしくご審議をお願いいたします。
○□□委員  そういうわけでボツリヌスのトキシンであります。追加承認、適応の拡大ですが、□ □先生、眼瞼の件はどうですか。
○□□委員  眼科よりも脳神経内科でやられているもののようですね。
○□□委員  したがって、投与量その他についての注意というのが一番慎重なところだったと思います。そのほかにございますか。そういう意味からいくと、いわゆる先進国ではこれは かなり使われてはおりますが、使うドクターは、かなり限られた人たちがローカルに注 射するわけですので、恐らく日本でもそういう講習会その他はあるにしても、かなり限 られた方々に使っていただくということになるのではないかと思いますが。よろしいで しょうか、特にご質問はありませんか。ございませんようでしたら、可として常任部会 に報告するということにさせていただきます。  先生方に次にお願いしたいことは、オーファンドラッグの指定についてのご審議とい うことであります。3品目ありますので、まず議題10を事務局からお願いします。
ボツリヌストキシン療法研究会
BOTOX